こんにちは。
今回はK-1ビザ申請に必要な渡航健診(ビザ健康診断)についてご紹介します。
私は東京の聖母病院でお世話になりました。
受診日は2018年4月18日(水)。予約を取ったのはその1ヶ月前でした。
- 目次 -
・東京の指定医療機関
・持ち物と注意・確認事項
・当日の流れ
1) 受付
2) 身長 、体重、血圧、視力
3) 血液検査と尿検査
4) レントゲン検査
5) 指定医による診察
6) 予防接種(該当の方)
7) 会計
・健診結果の受け取り方法
・東京の指定医療機関
・持ち物と注意・確認事項
・当日の流れ
1) 受付
2) 身長 、体重、血圧、視力
3) 血液検査と尿検査
4) レントゲン検査
5) 指定医による診察
6) 予防接種(該当の方)
7) 会計
・健診結果の受け取り方法
東京の指定医療機関
東京には渡航健診用の指定医療機関が2つあります。・東京メディカルアンドサージカルクリニック(東京都港区)
・聖母病院(東京都新宿区)
私は、以前親族が聖母病院でお世話になり、スタッフの献身的な対応が印象に残っていたのでこちらに決めました。
友人は渡航健診時に東京メディカルアンドサージカルクリニックを利用しており、そちらのスタッフも親切で丁寧な対応だったそうです。
下記は15歳以上の方の健診費用(抗体検査、予防接種費用除く)と、健診結果を郵送してもらう場合の郵送料です(税込)。
2018年10月5日現在
・東京メディカルアンドサージカルクリニック: 31,320円 (郵送料:540円)
・聖母病院: 31,260円(郵送料:1080円)
健診結果を郵送してもらう場合はどちらも別途料金が発生します。
持ち物と注意・確認事項
【持ち物】・Case Numberが記載されたアメリカ大使館またはビザセンターからの書類
・有効期限内のパスポート原本
・同一証明写真4枚(4cm×3cm) ※背景の色は何色でも可
・予防接種の記録(母子手帳や、他院で実施した予防接種記録証明書・抗体検査結果等)
・アメリカでの連絡先(問診票に記入するため)
・健康保険証
・視力矯正をされている方は眼鏡またはコンタクト
・治療中の疾患に関する医師の診断書(該当者のみ)
・服薬中の場合はお薬手帳等(該当者のみ)
【注意・確認事項】
・健診結果は受診日から6ヶ月有効。注記事項有りだと3ヶ月。
⇒これがK-1ビザの有効期限になります。
・聖母病院ではTdapの取扱いが無いため、「TDの接種で可」と認められている。
・生理中でも受診可能だが、尿に鮮血が混入して再検査になる可能性あり。
・抗体検査及び予防接種を受けると料金が健診費用に上乗せされる。
・水疱瘡は罹患歴があれば口頭申告で予防接種免除となるため、罹患有無及び罹患時期を調べておく。
・水疱瘡以外は予防接種記録が無いと抗体検査または予防接種が必要。
2018年4月時点の料金(税込み)
抗体検査:水疱瘡 2,160円、それ以外 1,620円。
予防接種:おたふく 4,440円、TD 630円。
聖母病院の場合、持ち物や注意事項は予約時に説明があります。上記も予約時に伺った内容です。
抗体検査や予防接種料金については予約時以外でも教えてもらえますので、知りたいことがあれば電話またはメールで連絡してください。
【COVID-19ワクチン接種について(2021年8月25日追記、2022年9月最終更新)】
2021年10月1日以降、Kビザ申請者は渡航健診時にCOVID-19ワクチンを接種する必要があるとされていましたが(※年齢等による免除措置あり)、後に「予防接種(新型コロナワクチンを含む)は必要要件ではない」と修正されました。ですが渡米後の永住権申請(AOS申請)において、アメリカ政府から求められるいくつかの予防接種を受ける必要があるため、渡航健診時に必要な予防接種を予め受けることが推奨されています。
在日米国大使館と領事館公式情報:
■婚約者ビザ チェックリスト
■予防接種について
2021年10月1日以降、Kビザ申請者は渡航健診時にCOVID-19ワクチンを接種する必要があるとされていましたが(※年齢等による免除措置あり)、後に「予防接種(新型コロナワクチンを含む)は必要要件ではない」と修正されました。ですが渡米後の永住権申請(AOS申請)において、アメリカ政府から求められるいくつかの予防接種を受ける必要があるため、渡航健診時に必要な予防接種を予め受けることが推奨されています。
在日米国大使館と領事館公式情報:
■婚約者ビザ チェックリスト
■予防接種について
当日の流れ
受診日は水曜日の13~14時の枠でした。
この時間内ならいつでも来て良いとのことで、とりあえず13時ちょうどに病院に到着。(当時は水曜も健診日とされていましたが、健診曜日は変更されることがあります。)
ビザ健診受付は2階です。
正面入口から入ったらすぐ右折して道なりに進みます。壁に「渡航健診(ビザ健診)は2階」のような張り紙がありました。
正面入口に入ると目の前に総合受付がありますが、そこまで行くと行き過ぎですので注意。
直進すると左手に売店、右手にエレベーターと階段が見えてくるのでそれで2階に上がります。2階に上がると右斜め前に「渡航健診受付」があります。
中には数名のスタッフと、K-1ビザを取得された先輩方のブログによく登場するシスターがいらっしゃいました。
1) 受付
予約していた旨を伝え、問診票・予防接種同意書等をその場で記入。混雑時は受付隣の待合室で記入することもあるようですが、私のときは他に誰もいなかったので受付で立ったまま記入しました。
このときアメリカでの連絡先を記入します。それ以外の問診票の質問は連絡先や既往歴についてでした。
パスポート、証明写真、Case Numberが記載された書類を提示し、シスターはそれを見てCase Numberを別の書類に書き写していました。
母子手帳と他院でのMRワクチン接種証明書を持参していたので併せて提出。シスターがそれらを確認した後、水疱瘡の罹患歴についての質問がありました。
私は水疱瘡とおたふくの罹患歴があり、麻疹と風疹は予防接種を2回済ませていたので、予防接種の必要があるのはTDとおたふくでした。
おたふくは罹患歴があるので抗体検査をして、陰性だった場合は後日予防接種を受けることにしました。
ということで立ったまま体温を計測。37℃以上だと予防接種を受けられませんが、平熱が36.8℃なので少しドキドキ。結果は36.9℃でギリギリクリア!
そんなこんなで書類を記入したり説明を受けたりして、要した時間は20分程でした。
書類を入れるクリアファイル、番号札、外来案内票、案内書(次の画像)をもらって健診スタートです!
赤字で記載されているのは、予防接種後から自動精算機までの道順案内。
2) 身長 、体重、血圧、視力
受付と同じ階で身長、体重、血圧、視力を計測します。洋服を着たままで体重を計測するので気持ち軽めの服装にしました(笑)
血圧は普段よりもかなり高い値が出てしまったのですが、スタッフの方が「皆さん病院で計測すると緊張して高めに出る傾向があるんですよ。問題無い値だから大丈夫ですよ」と笑顔でフォローしてくださいました。
3) 血液検査と尿検査
階段で2階から地下1階に降りて、まずは検査室(採血室)に向かいます。外来案内票を検査室の受付に提出すると「中へどうぞ」とすぐに案内してもらえました。
始まる前にパスポートを提示。そして個人確認のために「お名前を教えてください」と指示がありました。生年月日も聞かれた気がしますがうろ覚えです...。
採血が終わった後は「血が止まるまで抑えていてください」とコットンを渡され、血が止まったら尿検査をしてください、と検尿カップも渡されました。
採血室と尿検査用トイレのすぐ近くに広い待合室があるので、そこに座って5分程採血箇所を抑えて待ちました。血が止まったら待合室目の前の尿検査用トイレで尿検査を済ませます。
尿検査は特に変わったことは無く、通常の検査と同様の方法です。トイレ内にカップを提出する所があるので、そこに置いてトイレを後にしました。
4) レントゲン検査
胸部のレントゲンを撮ります。検査室(採血室)と同じ階にある放射線科の受付に案内票を提出します。「5分程でお呼びしますので待合室でお待ちください」と案内されたのでまた待機。
5分後キッカリに呼ばれ、まずは放射線科の個室に入りました。そこでもパスポートの提示が求められ、名前の確認をしました。
個室で診察着に着替えてから撮影室に入って撮影。
最後は案内票を受け取って2階の受付へ戻ります。
5) 指定医による診察
いよいよラストは巷で噂のショーツ1枚になる検査です。受付に戻ると隣の待合室で待つように指示があります。20分程待ったところで名前が呼ばれて、これまた受付横の診察室に入室。最初にパスポートを提示して本人確認をしました。
お医者様は女性でした。私の既往歴や当日の体温結果を確認して、「問題なく予防接種できますね。レントゲン検査も問題ありませんでしたよ。」と教えていただきました。
次に横にあるベッドに行き、ショーツ以外全て脱ぎます。仰向けに寝て診察着を体の上に掛けたら先生を呼びます。
入念に検査されるのかと思いきや、診察着を捲られて「それでは確認しますね。はい、次に左を向いてこちらに背中を見せてください。はい、終わりです。着替えてください。」で終わりました。
20秒程の検査だったと思います。本当に確認したの?というくらいあっという間です。
その後受付に戻り、渡されていた書類や番号札を返却します。
そして1階に行って予防接種を受け、その後は自動精算機で支払いをするよう伝えられました。
6) 予防接種(該当の方)
先程の受付で予防接種の処方箋のような書類を頂くので、それを1階の注射室受付に提出します。「注射お願いします」と声を掛けると、すぐに中から看護師の方が出てきて対応してくださいました。パスポートを提示して本人確認のために名前と生年月日を伝えます。
接種はTDのみ。「この注射は痛みが強く出ることがあります。もし熱を伴って赤くなったら冷やしてください。」との説明あり。確かにこの筋肉注射は痛かったです。針を刺すのは何ともないのですが、後から患部が熱を持ってズキズキしてきました。久しぶりに予防接種が痛いと感じた一時でした。
注射を受けると下記の注意事項の用紙をいただき、母子手帳に新たに接種記録を記載してもらいました。接種後30分は院内に留まるようにとのことでしたので、待合室に居ました。
7) 会計
予防接種後すぐに1階総合受付横の自動精算機でお会計。合計33,150円でした。
会計が終われば帰宅できます。会計後に渡航健診受付に戻る必要はありません。
受付から予防接種完了までの所要時間は1時間25分。予防接種後の待機時間を含めると、受付から最後まで約2時間でした。
健診結果の受け取り方法
結果の受け取り方法は、後日聖母病院まで受け取りに来るか、または郵送してもらいます。私は、おたふく抗体検査結果が陽性であれば郵送(着払い)にしてもらい、陰性であれば後日聖母病院で予防接種を受ける際に受け取ることにしました。
郵送の場合は、受付での書類記入時に発送伝票も記入します。
受け取りの場合は24時間、休祝日含めいつでも良いとのこと。結果がいつ出るかは予防接種や抗体検査の有無によって異なります。詳細は下記画像を御覧ください。
私はおたふくの抗体検査を受けたので、4月23日午前中以降に電話して結果を確認することになりました。23日に電話したところ、まさかの陰性!!「あんなに重症だったのに...」と意気消沈でした。
ということで、2018年4月25日(水)14時~のおたふく予防接種予約を取り、再度聖母病院まで行ってきました。
そのときの様子と、健診結果と併せて貰うDS-3025について次の記事でご紹介しています。
それでは今回はここまで。御覧くださりありがとうございました。
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