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GC(グリーンカード)条件削除申請の承認から7日後に10年間有効のGCを受領しました!

受領したGCパッケージの中身とGC記載項目のよくある間違いについて、そして条件削除申請の最終版タイムラインと表示されるUSCISのステータスの種類についてご紹介します。

前回はこちら↓



最終版 申請タイムライン

申請からGCを受領するまでの、GC条件削除申請の最終版タイムラインです。

【2020年】
10月  9日 申請書類発送
10月13日 USCISに申請書類到着
10月14日 USCISが申請書類受理
10月27日 Notice Date(USCISがデータ更新。ステータスが「Case Was Received」 に)
10月28日 USCISが書面の受理通知書(I-797C)発送
10月29日 テキストメッセージで受理通知受領
11月  2日 書面で受理通知 兼 GC有効期限延長通知書受領
12月14日 ステータスが「Case Was Updated To Show Fingerprints Were Taken」に
12月15日 ステータスが「Case Transferred And New Office Has Jurisdiction」に
                 (National Benefits Centerに転送)
                   USCISがバイオメトリクス免除通知書発送
12月16日 ステータスが「Case Was Transferred And A New Office Has Jurisdiction」に
12月17日 USCISがケース転送通知書発送
12月18日 バイオメトリクス免除通知書受領
12月21日 ケース転送通知書受領

2021年】
2月26日 ステータスが「New Card Is Being Produced」に(事実上の申請承認)
3月  1日 ステータスが「Case Was Approved」に
       USCISが承認通知書発送
3月  2日 ステータスが「Card Was Mailed To Me」に
3月  3日 ステータスが「Card Was Picked Up By The United States Postal Service」に
3月  4日 承認通知書(I-797)受領
3月  5日 GC受領


USCISが申請書類を受理してから135日後、NBCに転送されてから72日後の承認でした。
予想よりは早く終わりましたが、同時期の申請者からは約14~20日程の遅れでした。

私のケースを始めに管轄していたテキサスサービスセンターは現在審査スピードが最速で、特に2021年10月後半に申請されたケースは100日前後で承認されていることも多いです。2021年11月と12月に申請した友人達は82日、103日、115日で申請が承認されました!
残念ながら、私の様な2021年10月中旬までに申請されたケースはそこそこといった具合。

受領したグリーンカードと書類一式

申請承認から7日後に Form I-551 Permanent Resident Card(GC)を受領。

パッケージに入っていた物は以下。
GCセット
・通知書 (Form I-797D, IMPORTANT INFORMATION)
・グリーンカード
・グリーンカード収納用封筒
・パンフレット(Welcome to the United States: A Guide for New Immigrants)
パンフレットの詳細版がUSCISのHPで公開されています。英語版はこちら。その他言語はこちらのHPより選択ください。


中身は条件付GCが送付されてきたときと全く同じでした。通知書(I-797D)の版は違いましたが内容は同じ。(上の写真も条件付GCを取得したときの写真です。今回と全く同じなので...。使いまわしすみません(苦笑))


カードが届いたらすぐに内容を確認しましょう。
・姓 (Surname)
・名 (Given Name)
 ミドルネームはイニシャルで表記されます
・A-Number (USCIS#)
・カテゴリー (Category)
 K-1ビザ→AOS申請→条件削除申請の方は"IF1"
・出生国 (Country of Birth)
・生年月日 (Date of Birth)
・性別 (Sex)
・有効期限 (Card Expires)
・永住権取得日 (Resident Since)
・顔写真

指紋の表示は2023年のグリーンカードデザインの更新によりなくなりました。


【記載事項のよくある間違い
・姓と名が反対

・有効期間が10年ではない

・永住権取得日(Resident Since)が条件削除申請の承認日
この日付が条件削除申請の承認日だったり、書類受理日になっている間違いが多いそうです。
承認通知書の説明にあった通り、条件削除申請が承認されると条件付永住権取得日からアメリカの合法的永住者として見なされます。よって、GCの永住権取得日 (Resident Since) 項目は条件付永住権の取得日(承認日)になっています。条件付GCから10年有効のGCに切り替えても当該項目の日付は不変です。
忘れずにご確認ください。

GC条件削除申請のステータスの種類

GC条件削除申請 (I-751) で表示される主なステータスについてご紹介します。

申請者によって表示される内容は異なります。USCISの怠慢でステータスが更新されないこともしょっちゅうです。全てのステータスが表示されない方も多いので、もし皆様のケースに表示されないステータスがあってもご安心ください。


私の申請のステータスを基に、そこに追記・補足という形で他のステータスをご紹介します。表示順は申請者によって異なる場合があります。

1) Case Was Received
USCISが申請書類一式を受領。

2) Case Was Updated To Show Fingerprints Were Taken
これは本来バイオメトリクスを受けた後に表示されますが、バイオメトリクスが免除される場合も表示されます。
こちらは申請者によって表示される順がかなり違います。例えば、面接免除で申請が承認された後(8番の後)にこのステータスが表示された方も居ます。

3) Case Transferred And New Office Has Jurisdiction
Case Was Transferred And A New Office Has Jurisdiction
ケースが別のオフィスに転送されたことを意味します。転送自体は珍しいことではなく他の申請でも行われています。転送の主な理由は各サービスセンターの作業負荷の均衡を保つため。
次の公式HPではケース転送に関する情報と、USCISが実施した転送の最新情報を確認できます(例:何の申請がどこからどこへ転送されたか)。


4) Case is Ready to Be Scheduled for An Interview
バイオメトリクス後、面接日を設定する準備が整うと表示されます。この時点では面接日は設定されていません。ここから面接日が設定されるまでの所要時間はお住まいの地域を管轄するローカルオフィスによります。移民の多い地域は長期化する傾向です。

5) Interview Was Scheduled
面接日が決定したことを知らせる表示です。大体2週間以内に書面で面接通知が送られてきます。

6) Interview Was Completed And My Case Must Be Reviewed
面接終了時に「あなたの申請を再レビューする必要があります」と言われた方によく表示されるようです。その場合、おそらく面接時にその旨記載された用紙を渡されたかと思います。面接後に再レビューされることは頻繁にあります。再レビューに数日~数ヶ月掛かることも。
ですが条件削除申請においては面接後にこのステータスは表示されず、すぐに7番が表示されることが多いようです。

7) New Card Is Being Produced
グリーンカードが作成されています。8番のステータスよりも前にこのステータスが表示された場合は事実上の申請承認の意。

8) Case Was Approved
このステータスは、面接が免除された方はこの順で表示されますが、面接を受けて6番のステータスが表示された方はそのすぐ後(6番の後、7番の前)に表示されることが多いようです。

9) Card Was Mailed To Me
グリーンカードがUSCISから発送されました。

10) Card Was Picked Up By The United States Postal Service
USPS(アメリカ郵便公社)でパッケージが受理されました。

11) Card Was Delivered To Me By The Post Office
グリーンカードがUSPSによって指定先住所に配達されました。


【番外編】
Interview Cancelled/
Interview Cancelled And Notice Ordered

面接をキャンセルする(される)と表示されます。USCISが日程を再調整すると5番のステータスに戻ります。

Name Was Updated
申請名が間違っていた等の理由で申請書提出後に氏名を変更する場合に見られるステータスです。申請者からの連絡を受けてUSCISが申請者名を更新すると表示されます。

Correspondence Was Received And USCIS Is Reviewing It
USCISが何らかの文書を受領して対応中であることを示します。USCISオフィス間での連絡のやり取り、USCISと申請者とのやり取りのどちらも考えられます。表示されるタイミングは申請書が受理された後、ケースが転送された後、RFE (Request for Evidence)への返信を送付後等です。


※特記事項
コロナ禍での申請ステータスと表示順はこれまでと異なる可能性があります。
ケースが転送されるかは申請者によります。更にどのタイミングで転送されるかも定まっていません。バイオメトリクスの後だったり前だったり...等々。
また、面接が設定された後にキャンセルされてそのまま申請承認になる方も結構居らっしゃいました。これはコロナ禍以前も偶にあるケースでしたが、コロナ禍ではそのケースが若干増えた印象です。

郵便トラブルやRFE(追加証拠請求)・NOID(却下予定通知書)関連の表示ステータス例はAOS申請とほぼ同様のため、以下の記事を御覧くださればと思います。




本記事がGC条件削除申請に関する最後の記事(予定)です。
K-1ビザ申請、AOS申請、GC条件削除申請と続けてきた移民関連の記事は一旦終了しますが、新情報や追加情報があればその都度更新します。
これまでご覧くださり本当にありがとうございました。

現在USCISに申請中の方や申請準備中の方のケースが無事に進むよう、本ブログを通して心より祈っています。

それではまた :)

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